紙の豆知識 | ティッシュペーパー編
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ティッシュペーパーの底上げ機能
ティッシュペーパーの裏(底面)に点線で切り取れる枠があるのをみなさんご存知ですか?
これはティシュの中身が減ってきて取りにくくなったときに、底上げをして使いやすくするための物です。
知っているようで使った事がない人も多いのでは!?
ティシュメーカーの温かい心遣い!嬉しいですね!ぜひお試しください!
※一部ついていない商品もあります。
ティッシュペーパー大ヒットの裏には◯◯があった!?
皆さんがお使いのティッシュペーパーは一枚取ると次の一枚が出てくる仕組みなっていますが、始めからそのような仕組みではなかったことをご存知でしょうか?
あくまで一説ですが、
一枚取ると次の一枚が出る仕組みを「ポップアップ式」といい、アメリカで発明されたものなのです。
なんでも1921年、シカゴの発明家アンドリュー・オルセンが、ポテトチップスを食べる時に、 一枚のポテトチップスにもう一枚くっついて出てきたのを見て思い付いたのだとか。
その方式をキンバリー・クラーク社の「クリネックス(Kleenex)」が 1928年に採用すると、それまで不人気だったティッシュペーパーが爆発的に売れるようになったようです。
私達の生活には大ヒットに繋がるヒントがまだまだ隠されているかもしれませんね!
ティシュの語源は何?
ティシュって元々何語かご存知ですか?
実はフランス語なんです。
元々は「織物」という意味なんですが、
これはティシュが織物のように編みこまれているから・・というわけではないんです。
もともと「ゴールドティッシュ」と呼ばれる金の糸を使った織物(布)を重ねる際、 布と布の間に薄い紙をはさんでいて、その紙のことを「ティシュペーパー」と呼んだことから名付けられました。
語源がフランス語だというだけでなんだかオシャレな気がしませんか?
香りは紙についてなかった!?
トイレットペーパーの香りがどうやってついているのか気になったことはありませんか?
実は紙に香りをつけているわけではないんです。
紙に香りをつけてしまうと衛生的に良くないので香りは芯の内側や外側につけてあります。
紙から香りがするような気がするのはパッケージ内で香りがうつっているからです。
今は様々な香りのトイレットペーパーが販売されています。
芯の香りをかいで好きな香りをみつけてみてくださいね♪
保湿ティッシュは日本発!?
風邪や花粉の季節には欠かせない保湿ティッシュ。実はこれ日本の製紙メーカーが世界で初めて商品化したものなんです。
1993年に高知県にある「河野製紙株式会社」が保湿成分を配合したティッシュを発売したのが始まりです。
日本発の保湿ティッシュは、海外でもクリネックスブランドなどで生産されていますが、多種多様な保湿ティッシュが販売されているのは日本だけのようです。
ポケットティッシュの歴史
ちょっと街を歩けば2〜3個は必ずもらってしまう「ポケットティッシュ」。
販売促進としてポケットティッシュを配るのは日本特有の文化。
ティッシュを折りたたむ技術とどのサイズがポケットに入りやすいか等の試行錯誤を繰り返し、1969年(昭和44年)に現在の原型を作り上げたそうです。
みなさん、当時は街を歩けばもらえるものは「マッチ」だったってご存知ですか?
時間をかけて「ポケットティッシュ」が「マッチ」にとってかわったという訳です!
日本の家庭紙メーカーの数は???
2010年度時点で、日本にある家庭紙メーカーの数は78社もあります。
家庭紙なのでトイレットペーパー、ティッシュ、ペーパータオルに絞ってもこれだけの数があります。
みなさん何社ご存知ですか???
なぜティッシュペーパーは2枚組み?
1枚の紙を2枚分ぐらいに「厚く」すればいいんじゃない!?
と思われる方もいるかもしれませんね。 でも、紙を2枚合わせる方が、1枚の紙で2枚分の厚さにするよりも肌触りがソフトになり、さらに2枚の紙の「裏と裏」を合わせる事で肌に触れる面が、両方とも紙の「表」になるので、より肌触りもよくなります。
様々な工夫の結果、ティッシュペーパーは2枚組みなのです。
街頭でポケットティッシュを配るのは日本だけ!?
近年では、中国や韓国でポケットティッシュを配る習慣が少し出て来た様ですが、アメリカやヨーロッパでは、広告を目的としたポケットティッシュの配布はほとんど無いそうです。